会いたい人に会えない。
気軽に触れあうこともできない。
そんな我慢の一年でした。
その一方で家族や大切な人たちと心の距離はグッと近づいた一年でした。
それは今までなにも疑問もなく過ごしてきた日々の暮らしを「それって本当に必要なの」「それがベストなの」と行動ひとつ自分の中で小さな取捨選択を繰り返し繰り返し行ったから。
その結果、とっても濃〝密〟な暮らしを送ることができたと思います。
思えばわたしがおうちパンと出会ったのも2020年の春の初めのことでした。
なんとなく知ってたおうちパン。
たまたま友人の参加するイベントでシニアの先生にお会いしてトントン拍子でおうちパンマスター認定講座を受講できることになりました。
幸運にもコロナが深刻化する前に認定講座を全て終えることができました。
初めてレッスンは夏の初め。
そこからママ友ちゃんやInstagramで初めましての方がレッスンに来てくださったり、地元のラジオに生出演したり…と貴重な経験ばかりさせていただきました。
そして夏の終わりに新しい生命を授かりました。
そこから師走に入るまでは記憶がありません。
わたしも必死でしたが、一歳半を過ぎたむすめと主人もたくさん頑張ってくれました。
三ヶ月ぶりに焼いたパンを家族三人で奪い合うように、競い合うように食べながら「ああ家族っていいな」「幸せってこういうことかな」と胸が、目頭が熱くなりました。
来年はどんな一年にしよう。
毎日はこの手で切り開く。
カンパーニュのクープはまだまだうまく開かないわたしですが、
明るい未来はパックリ開いていきます。
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